
土地や建物といった不動産を手放す際、ほとんどの方が仲介による売却を選ぶでしょう。
しかし、売却期限が迫っているなど状況によっては買取のほうが適しているケースもあります。
そこで今回は、不動産売却における買取について、仲介との違いやメリット・デメリットを解説します。
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不動産の買取とは?仕組みや仲介との違い

不動産の売却方法には、大きく分けて「仲介」「買取」の2つがあります。
仲介の仕組みは知っていても、買取がよく分からないという方も少なくないのではないでしょうか。
仲介は不動産会社が間に入って売買をサポートする売却方法であり、大半の方が仲介による売却を選びます。
一方で、買取とは、個人ではなく不動産会社に直接土地や建物を売却する方法です。
仲介と買取では、主に「売却相手」「売却期間」「売却価格」の3つに違いがあります。
違い①売却する相手
仲介では不動産会社が売却活動をおこない、個人の方に売却するのが一般的です。
購入された不動産は、自宅用または事業用として、その個人や従業員などが利用します。
一方で、買取の場合、買主は個人のお客さんではなく不動産会社となります。
つまり、不動産会社と直接やり取りをして売却し、その不動産会社から売却代金を受け取るわけです。
不動産会社が個人から物件を買い取る理由は、リフォームなどで付加価値を付けてから再度販売するためです。
このように、買取と仲介では「売却相手」かつ「買主が物件を購入する目的」が異なります。
違い②売却期間
買取と仲介では、物件を売却してから現金を受け取るまでの期間にも違いがあります。
売却期間が短いのは買取のほうで、条件などが合えば短期間で売却することが可能です。
一方で、仲介は売却活動をおこなって買主を探す必要があり、現金化するまでに3から6か月ほどの期間が必要です。
物件の状態や築年数、立地条件などによっては、6か月以上かかるケースも少なくありません。
このような理由から、売却を急いでいる方は買取のほうが向いているといえます。
違い③売却価格
仲介では、売主本人が売り出し価格を決定できるため、市場価格よりも高値で成約に至るケースもあります。
一方で、買取の場合は、不動産会社が提示する価格で購入することになり、仲介での売却価格に比べると安くなるのが一般的です。
先述したように、不動会社は買い取った不動産を修繕やリフォームし、新たな商品として再販します。
その際に生じる費用を考慮したうえで価格を決めるため、市場価格よりも低くなってしまうのです。
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不動産を売却したい!仲介ではなく買取を選ぶメリットとは

仲介と買取の違いを解説しましたが、まだ選択を迷っている方もいらっしゃるでしょう。
どの方法が自身に適しているのかを判断するには、買取のメリットとデメリットを知る必要があります。
まずは、買取のメリットから確認しておきましょう。
メリット①短期間で売却できる
買取の大きなメリットは、短期間で売却を完了させられることです。
仲介の場合、買主を探すために売却活動をおこなわなければなりません。
物件を売り出して買主に引き渡すまでの期間は3か月から6か月程度が目安とされています。
しかし、物件によっては1年以上かかることもあり、買主が見つからなければ当然売却できません。
また、買主が見つかったとしても、相手の都合で引き渡しまでに時間がかかる恐れもあります。
買取であれば、買主を探す時間や手間がかからず、不動産会社と売買が成立した時点で入金されます。
諸事情により売却を急いでいる方や早急に現金が必要な方は、ぜひ買取も視野に入れておくと良いでしょう。
メリット②仲介手数料がかからない
不動産会社に仲介を依頼して売買が成立すると、仲介手数料という名の報酬を支払う必要があります。
仲介手数料は法律で上限が定められており、売買価格が400万円以上だと、上限は「売買価格×3%+6万円+消費税」です。
たとえば、不動産が5,000万円で売れた場合、171万6,000円もの仲介手数料をが発生します。
一方で、買取は、仲介によって買主を探すわけではないので、売買が成立しても仲介手数料は不要です。
不動産の価格によっては、百十数万円にも及ぶ手数料を節約できるのは、買取の大きなメリットといえます。
メリット③契約不適合責任が免責になる
仲介のメリットとして、契約不適合責任が免責になるケースが多いことも挙げられます。
契約不適合責任とは、買主に引き渡した物件が契約書の内容と異なる場合に、売主が負う責任のことです。
仲介の場合、基本的に契約不適合責任は有責となるため、物件を引き渡した後も不安に感じる売主は少なくありません。
しかし、買取では、不動産会社は修繕やリフォームをする前提で物件を購入するため、契約不適合責任が免責となるケースが少なくありません。
免責になると、売却後に不具合が判明しても売主の費用負担はないので、売却後も安心して暮らせるでしょう。
メリット④近隣に売却を知られにくい
売却を検討している方のなかには、「周囲に売却を知られたくない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。
仲介の場合は買主を見つけるために、インターネットや折込チラシなどを活用して物件情報の宣伝をおこないます。
もし、知人や近隣住民がそのエリアで物件を探している場合、広告を見て家を売りに出していることを知られてしまうかもしれません。
また、週末に見学会を開催したり内覧回数が増えたりすると、近隣住民に売却することを知られてしまう可能性が高まります。
仲介でも大々的な広告を控えて売却活動をすることは可能ですが、露出が減るほど買主を見付けられるスピードは落ちるでしょう。
一方で、買取は売却活動が不要で、やり取りも不動産会社に限られるので、近隣住民に知られる可能性は低いといえます。
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不動産を売却したい!仲介ではなく買取を選ぶデメリットとは

買取は即現金化したい時などにおすすめですが、デメリットも存在します。
後悔しないためにも、買取を選ぶデメリットも確認しておきましょう。
デメリット①売却価格が低くなる傾向にある
先述したように、買取は仲介に比べて売却価格が低くなる傾向にあります。
買い取った不動産を再販売する時のコストを考慮したうえで、売却価格を決めるためです。
一般的に、買取での売却価格は相場価格の6割から8割程度といわれています。
たとえば、市場価格が5,000万円の不動産の場合、買取では3,000万円から4,000万円になる計算です。
ただし、人気エリアにある物件や築年数が新しい物件などは、相場と同じ程度の値段で取引されることもあります。
デメリット②買い取れない不動産もある
物件の状態や立地条件などによっては、買取を断られることもあります。
たとえば、過疎化が進み不動産需要の低い地域にある物件や、大規模なリフォームが必要なほど老朽化した物件などです。
このような物件は、付加価値を付けて再販しても売れ残る可能性が高く、利益を得られない可能性があるためです。
また、不動産会社によっては、そもそも買取に対応していないところもあります。
売主が希望しても、その不動産会社が仲介しか扱っていなければ、買取による売却はできません。
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まとめ
買取と仲介では、売却相手や売却価格、現金を受け取れるまでの期間が異なります。
買取のメリットは、売却活動が不要で早く現金化できる、仲介手数料が不要、契約不適合責任が免責になる点です。
不動産の売却方法を決める際は、仲介と買取それぞれの特徴を比較し、総合的に判断するようにしましょう。
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