以前は払い続けられると思っていた住宅ローンが、トラブルなどで支払えなくなったときあなたはどうしますか？
支払いができなくなったときにできる対処法の1つに「任意売却」があります。
いざというときのために任意売却の知識を深めておきましょう。
不動産の任意売却とは
不動産の任意売却とは何かご紹介します。
住宅ローンが支払えなくなると、銀行からの催促がありそのまま返済せずに6か月経過すると住宅ローンの一括返済を求められます。
そして多くの方が一括返済ができずに不動産が競売にかけられてしまいます。
任意売却とは、競売にかけられる前に金融機関からの同意を得て、少しでも良い条件で不動産を売却できるようにする方法です。
競売は強制的にオークションにかけられるため、滞納の情報が近所の方に気付かれやすく、任意売却よりも低い金額で売却されてしまいます。
いわば任意売却とは競売から逃れるための方法ともいえます。
不動産を任意売却する流れ
続いて不動産の任意売却の流れを順番にご紹介します。
ローンの残債と売却価格を知る
不動産のローンを支払えなくなったとき、はじめにローンの残債を確認してください。
そして不動産会社に売却不動産の査定をしてもらい、ローンの残債が査定額を上回る場合に任意売却に移行します。
金融機関に同意を得る
任意売却をしようと決めたあと金融機関に任意売却の同意を得ます。
その際に不動産会社に提示された金額を示して、金融機関がその金額を了承してはじめて任意売却をおこなえます。
売却する
不動産会社に依頼して売却をするための活動をおこないます。
一般的な売却と方法は変わりませんが、ほとんどの場合、内見の対応をおこなう必要があるため、スムーズに案内できるようにしておきましょう。
ローンの残債を支払う
任意売却をおこなってもローンが残ってしまうことがほとんどです。
ローンの残債を少しずつ計画的に返済していく必要があります。
不動産の任意売却のメリット
最後に不動産を任意売却するメリットを2つご紹介します。
競売よりも高い金額で売却できる
競売は任意売却よりも短い期間で売却されるため、市場の7割ほどの不動産売却金額で売却することが多いです。
任意売却にも一定期間の制限はあるものの、競売よりもゆとりがあるため、市場価格に近い金額で売却することができます。
近所の方に気付かれにくい
競売は新聞やインターネットで不動産が大々的に宣伝されますが、任意売却は一般的な売却方法のため、ご自身の金銭状況を周囲の方に気付かれずに済みます。
滞納後から任意売却の手続きまでの数か月は、厳しい催促がありその重圧に耐えなければならないといったデメリットがあります。
しかし、享受できるメリットが多いので、不動産のローンが支払えなくなった際は、まず任意売却を検討してみてください。
まとめ
今回は不動産の住宅ローンが支払えなくなったときの任意売却についてご紹介しました。
競売になってしまっては遅いため、ローンの支払いが難しくなってきたらぜひご検討ください。
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